今年で6年目となる青森県 三内丸山縄文遺跡「Feel The Roots」縄文アートフェスティバルに参加した。
2014/9/5(金)の夜に出発して、ひたすら北上。
青森へ約700kmの旅。
順調に進んで9/6(土)の朝には青森に到着した。
で、のっけからのっけ丼!
まずは一杯のご飯を買って、市場に並んでいる好きな具材をのっけてもらうシステム。
楽しい!うまい~!
チェックインまでだいぶ時間があるので、まちなかおんせんで休憩。
身体の痛みや疲労回復に効くお湯だそうで、旅の後にぴったりの温泉だね。
休憩所でゴロゴロした。
ひと眠りして起きたらちょうどお昼くらい。
まだ時間があったので、思い切って竜飛岬に行くことにした。
青森の先っぽへ!
途中で「縄文遺跡」の文字が見えたので寄ってみた。
『大平山元遺跡』
わお!ストーンサークルあるんじゃん!!!
って興奮してたら、これはレプリカだそうで。でもカッコよかった。
実際の遺跡はちょっと離れたとこにあり、ここは廃校になった大山小学校を改造して作られた「大山ふるさと資料館」で、発掘された土器などが展示されている。
大変珍しい「象嵌」がこの遺跡からは出土したそうだ。可愛らしいものだった。
ここには、縄文のものだけでなくて、近年の道具なども展示している。
道具フェチの私にとっては夢のような資料館だった。
管理人の方がとても親切だった。ありがとうございました!
竜飛岬。
前に来たときに、めちゃうまイカ焼のお店があったんだけど…。
海岸沿いをどんどん走って行くと、あった!!竜飛岬。
向こうに見えるのは、北海道!でっかいどう~!
竜飛岬は風の谷だった。
↓こっちは日本海側。
龍飛埼灯台
もちろん、あっちゃの店のおばちゃんのイカ焼も食べた!
その足で十三湖へ。
前にVJの極楽ドビーちゃんと一緒に来たときに教えてもらった
しじみラーメンの「和歌山」。
青いスープがすばらしかった。Simple is the best.
青森市街地に戻ると、jomonismやGOCOOのみなさんも集まって、決起会。
津軽三味線の演奏が聞ける居酒屋。津軽三味線はロックだな~!
2014/9/7(日)
いよいよ Feel The Roots 当日。
三内丸山遺跡は何故だか天候が変わりやすくて、今まですごい雨が降ったりした回もあった。
今年は、快晴!すごく良い天気!!
しかも暑い!!!!!
それにしても、お客さんの出足が早い。
まだ昼前、イベントも準備中にも関わらずたくさんの人が来てくれていた。
6年目ともなると地元の人たちにも浸透してきて、楽しみにして来てくれている人たちもいるんだね。
とても嬉しい。
やってるやってる、火起こし。
jomonismブース、黒曜石アクセサリー作りも大盛況。
今年はワークショップがさらに充実して、いろいろな体験ができるお祭りとなった。
いよいよGENZのリハ。
そう、イベントはまだ準備中。リハでーす。
GENZのリハ終わりで、イベントスタート。
今年のMCもアンジェロ!青森在住のアメリカ人。
かわいいポーズを激写。
土偶の顔出しがあったので出した。
土偶から生まれる、つまりこれは死と再生なのだ。
おぎゃー。
大型竪穴住居。5千年前に、こんなでっかい集会場が作られていたんだ。すごいよね。
↓
今回は、この中でディジュリドゥ奏者 GOMAさんのライブと、『フラッシュバックメモリーズ 3D』の上映が行われる。
これはすごい環境で見れる貴重な機会だ。
住居の中はこんな感じ。
DJタイムだった。涼しくて心地よい音楽が鳴っていた。
↓
遺跡のあちこちではいろいろなことが同時進行していた。
キャンドルの準備。
↓
こちらもキャンドル。
リンゴ箱が並んで、夜はどんな感じになるのかなー。
↓
青森の縄文を世界遺産に!というテーマでメッセージを書くとジュースがもらえるコーナー。
たくさんのメッセージが書かれていた。
↓
大道芸も大人気。常に人だかりができていた。
↓
縄文人のお宅訪問。
縄文人のムラをうろうろしてたら、太鼓の音が。
ステージに戻ると、Mugen∞Sankoloのライブ。
青森でいつもお世話になっているjomo☆rock秋田さんの参加してるチーム。
太鼓は人間が初めて作った楽器のひとつ。
きっと縄文人たちも叩いていたよね~。
太鼓で盛り上がったところで、この遺跡の中でも特別な場所と自分なりに思っている場所へ。
三内丸山遺跡のシンボル 六本柱のオリジナル。
5千年前にここにいた人たちが建てた柱の本物!!!
本物の力はやっぱりすごいんだよ。保存のために、暗くてじめじめしててカビ臭いんだけど、ものすごいエネルギーに満ちた場所なんだ。
立派な六本の柱は、正確に測量されて並んでいる。大きな柱をこのように正確に建てるには、高度な技術と人々の協力が必要だ。
縄文人はすごい。
六本柱が支えた建造物。いったいどんな姿だったんだろう。
ステージの後ろにそびえ立つ六本柱は、専門家のみなさんが意見を出し合って、妥当な姿にしたそうだけども、たぶんこれじゃないと思うんだよな~。
カッコイイけど、これでは用途がわからない。
縄文人と言っても、私たちの思考回路とそれほどかけ離れていないと思うんだ。六本の柱の太さとそこから予想される大きさだけを見ないで、もっと彼らの気持ちになって考えないと、実際の姿には近づけないのではないかなー。なんて思ったりして。
そんなことを考えている私の横では虫取りの子供たち。
このあたりから、自分がどの時代にいるのかわからなくなっていた。
お日様が西に肩む頃、GENZのライブが始まった。
フープダンスのAYUMIさんとのコラボ。
太陽と月が同席していた。目の前には夕日、振り向けば月。
スパームーンかつ中秋の名月の前日で素晴らしい月が昇ってきた。
ステージの前にいた小さな男の子。私は彼から目が離せなかった。
嬉しそうに飛び跳ねてギターの弾くまねをしたり、太鼓にあわせてステージの端っこを叩いたり、AYUMIさんと一緒に踊ったり。
彼は全身でGENZを支持してくれた。萌えた。ありがとう小さなBrother。
↑こちらは毎年遊びに来てくれるナガイくんとアサコちゃんが撮ってくれた。
ありがとう~☆
夕焼け空には、幾羽もの鳥が飛んでいた。届くかわからないけど、鳥に向かって歌った。
鳥はお家に帰って行った。何万年も彼らが飛び続けている道を通って。
ライブの後半はすっかり日が落ちて、OVERHEADS Megさんの映像が輝きだした。
※写真はMegさんのページから拝借しました。
AYUMIさんのフープが光って、魔法のようだった。
AYUMIさんのダンスは武術のようなスキのなさと、しなやかな美しさがあって、戦う女神のようだ。縄文の女神。
三内丸山遺跡は、実に不思議な場所で、エネルギーに満ちている。
いくつもの時代がディレイのように連なって見える。
縄文人がどんな音楽を奏でていたのか私たちは永遠に知ることはないけれど、人間は歌う生き物だ。必ず歌はあったはず。
案外、みんながよく知ってる歌の原型もあったりしてなー。
ライブが終わったらもうあたりは真っ暗。夜である。
昼間に一生懸命仕込まれていたキャンドルに火が灯り、月が輝いてお祈りの時間みたい。
リンゴ箱のキャンドルも月と共演。
ライブの後に声をかけてくれた ちどりあしさん たちが作ったキャンドルアート。
ほっこりスペースだった。
Jタローと月も◎ Jタロー、月だよ、どこ見てんの。
月を楽しんでいると太鼓の音。
GOCOO+GoRoが始まった。
踊る阿呆に見る阿呆どうせ阿呆なら踊らなや損損。
GoRoさん
ごめかごめを歌っていた。印象的だった。
意味不明な歌。どこから来たんだろうね・・・。
GOCOOの素晴らしい演奏が終わって、みんながひとつになった。
Kaolyさんの縄文スピリットの言葉が胸に響く。
破壊と再生のお話をされていた。
今年も素晴らしい素晴らしいお祭りだった。
みんな縄文人になった。
たくさんのことを学んだ。
とても幸福だった。
出番の関係でGOMAさんの演奏と映画が見れなかったのが心残り。
竪穴住居の中ですごいことが起きていたんだろうなー。
そして打ち上げ。
みんな興奮が冷めなくて、歌ったり演奏したり笑ったり、とても楽しい宴になった。
一日MCを務めたアンジェロのウクレレとGoRoさんのカリンバのセッション、楽しかった。
みなさまお疲れさまでした!
そしてありがとうございました!!!!
翌朝。
2014/9/8(月)
お見上げを買いに、▲の建物アスパムへ。
去年は、ここで「いくべぇ」っていう大きなゆるキャラに会ったんだけど…。
また会いたくて いくべぇ がいた場所に行ってみると、いくべぇ はおらず。
顔出しがあったので出した。
出すとこそこでいいのか?って思ったけど…まあいいか。
そんで、恒例の「三内温泉」
強烈な硫黄の温泉。大好きな温泉。
おばあちゃんたちが、みんな湯船に入らずに床に寝てるので、
なんでだろうと思ったら、お湯が激熱だった!!!
さすがに数秒しか入れない。何回か入ったが、断念して出た。。
それでも気持ちよかった。
青森、三内丸山遺跡。とっても楽しかった!!!!!!
ありがとう~!!!!!!
おまけ
旅の終わりに見たもの
■ 2014/9/7(日)
青森三内丸山遺跡 Feel The Roots 2014
場所:青森県青森市三内字丸山 三内丸山遺跡
●Artists
GOMA
GOCOO+GoRo
Meg(OVERHEADS)
AYUMI
GENZ
たびたび楽団
ちどりあし
free sound orchestra
Mugen∞Sankolo
Berry Dance トライバルフュージョン 蛇珠観(ジャスミン)
佐伯モリヤス
MUD PLAINS(OxDxA+GLMYGLM)
VideoBoys
BeatFlight
おーさか
and more…
Writing : Chiyo
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