1992.06.19黒いヘリコプター
線路の上を歩いている。
両端は崖になっていて、もし電車が来たら逃げられないなと思う。
前方から電車の来る気配がする。
やっぱり来た、と思いながら、逃げるところを探す。
鎖をみつける。
鎖は崖の下まで続いていて、これで下まで降りられそうだ。
私は鎖をつたってどんどん降りてゆく。
途中で、何かが線路の上を走って行ったので見上げると、それは青いスクーターに乗ったおばちゃんだった。
何だ、電車じゃないじゃん、と思いつつも、私は鎖を降りて行く。
一番下まで降りてしまうと、そこは、果てしなく広がる荒野であった。
呆然としていると、小学生くらいの男の子がどこからともなく現れ、「ヘリを呼んだから。」 という。
私はこの子供を自分の息子だと思っている。
すると、空から真っ黒なヘリコプターが現れて、私の目の前に着陸した。
ヘリの操縦席には誰も乗っていなくて、どうやら自動操縦になっているらしい。
息子にうながされ乗り込むと、ヘリは私を乗せて飛び立った。
~目が覚める。