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夢日記

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2021.06.13夢の世界からの浮上

私は夢の中にいた。

夢の中で急にダブルブッキングしちゃったと焦り始めた。
夢の中にいるのがわかったので、起きなくちゃと思った。

起き上がるとポケットに電話が入っていたので見ようとしたが…ダメだまだ夢の中だ…と気がつく。

私は本物の自分の肉体の、指でも何でもピクリと動かせれば起きられることを知っている。
なぜなら金縛りになった時にそうやって、しょっちゅう自分で自分を起こしているからだ。

金縛りを解く時と同じ要領で、全集中で指を動かすイメージをした。

すると、ぎゅーんと上に登る感覚になった。

急激に意識が覚醒に向かっているのがわかった。

上昇している途中で、あ、ダブルブッキングは夢の中の勘違いだった!と気が付いたが、遅かった。
こうなると夢の中にはもう戻れないのだ。

私は現実世界で目を覚まして、夢だったと知りながら携帯のスケジュールを開いた。

暗闇で光る携帯はやたらと眩しいだけで、もう何を確認すればいいのかすら分からなくなった。あっとゆうまに夢の世界は消えてしまったのだった。
無駄に起きてしまって損した気分だった。

前に読んだ、心理学者が書いた小説を思い出した。

その物語の中では、深層心理には階層があり、階層が深くなればなるほど、現実世界での刺激が届かなくなり、その中で体験していることが、あたかも現実であると思えてしまう、と説明されていた。

映画「インセプション」でも深層心理の階層みたいな表現があった。

そんなふうに真理のずっと深いところからの急浮上を実際に体験しちゃったという感じだった。

目を覚ました時に、わあ!現実世界に戻ってきた、と思った。
果たして本当にこれが現実かはわからないけど。

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