三つ目のトカゲ
ニュージーランドムカシトカゲ(トゥアタラ)と呼ばれるトカゲがいる。
なんとこいつ、三つ目なのだ!!!
第三の目は、今は退化してしまって皮をかぶっていて外側からはわからないけど、光は感じるらしい。
トゥアタラは厳密に言うと普通のトカゲとは違う種類の生き物である。
かつては恐竜リンコサウルスなどと一緒に 『喙頭目(かいとうもく)』 (頭にくちばし) という仲間に分類されていたが、トゥアタラはこれら化石生物とはまた違う種類とわかり、今では、ムカシトカゲ目に分類されている。
ムカシトカゲ目は、かつては多様性があって、ジュラ紀〜白亜紀にはたくさん仲間がいた。
だけれども今はムカシトカゲ目にはムカシトカゲ (トゥアタラ) しか残っていない。
オンリーワンなんだ。
そして、トゥアタラは現在、絶滅危惧種となっている。
彼らが絶滅すれば、ムカシトカゲ目そのものが地球上からいなくなってしまうということで、三つ目の滅亡ということになる。
ああ、三つ目の運命やいかに…。
ヒトにも!!??
この三つ目という代物は、トゥアタラだけのものじゃなかった…。
三つ目の痕跡のような器官がヒトの脳にもあるらしい!!!
松果体というやつで、神経もつながっている。
Wikiによると、この器官は概日リズムを調節するホルモンやメラトニンを分泌する場所だそうで。
脊椎動物の中には、この松果体の細胞が目の細胞の構造と似ているやつらもいて、もしかしたら松果体と目は出所が同じ器官なのではないか、という説もある。
つまり松果体は、進化の過程で違う器官になってしまった私たちの第三の目かもしれないのだ。
この器官が覚醒したら、私たち、新しい力を身につけるかもしれないね…。なんてね…。