太陽系の旅 ―ボイジャー
懐かしい映像をみつけた。
これは、1992年に放送された惑星探査機ボイジャーのドキュメンタリー「宇宙からのおくりもの ボイジャー 航海者たち」のシーンである。
ボイジャーは1977年に打ち上げられた惑星探査機だ。
壮大な曲『Antarctica(南極物語のテーマ)』をバックに繰り広げられる実際の写真と、CGで再現された美しい探査機と惑星の映像。今見るとのっぺりしてるけど、当時すごいと思ったなぁ。
この番組は20年近く前のものだけど、ボイジャーは今でも旅を続けている。
1号は、木星~土星を経て、太陽系から脱出しつつある。
現在、地球から最も遠くにある人工物だ。
なんとまだ通信が生きているとのこと。
2号は、木星~土星~天王星~海王星を訪れ、こちらも太陽系脱出をめざして運用中。
この贅沢なツアーは、軌道などの関係で約175年に一度しか実現できない貴重な旅だった。
なお、人類が宇宙へ投げた探査機の現在地はここでリアルタイムに確認できる。
http://heavens-above.com/solar-escape.asp
ボイジャーの壮大な旅を、科学的な視点だけでなく人間の心の視点で描いていたのが、この「宇宙からのおくりもの」というドキュメンタリーだった。
これを見たわたしは、あまりの感動に失神しそうになったのを覚えている。
とにかく記憶に残るすばらしい番組だった。
わたしが惑星探査機に特別な思い入れをもっているのもこの番組が発端なのである。
この動画の最後の方にちらっと太陽系の家族写真が出てくるけど、これの高解像度の写真はこちらで見れる。
http://apod.nasa.gov/apod/ap040214.html
ちょっと凹んだときとかにこの写真を見ると元気になる。
今回、この懐かしいボイジャーの映像から飛んで、こんなのも見つけた。
この動画は、その2号の軌跡をドラマチックにたどったものだ。
太陽系の動きの中でボイジャーがどうやって飛んで行ったのかよくわかる。
すばらしい。
流れてるのはBUMP OF CHICKENの曲らしい。
ボイジャーのことを語りだすと止まらないので今日はここまで。
それにしても、『南極物語』のテーマ、すごい曲だなぁ。
タロー!!!! ジロー!!!!