脳インターフェース
すごいものを知ってしまった。
ブレイン・マシン・インタフェース という代物。
これを知ったきっかけは、NHKスペシャルである。
「脳がコンピュータを動かし道具を使う」回路だそうで。脳の神経から直接信号を受け取ってコンピュータを動かす。まるでマンガやSF映画の世界だけど、何年も前から実現してたらしく。
実際に、人間でも実験中で、体が不自由でマウスなどの操作ができない人でも、頭に電極を差してパソコンを操作できるようになる。私が見たテレビの映像では、頭に電極を刺した人が、自由にマウスを動かして普通にパソコンを使っていた。
英語だけどこちらにその映像が。
頭でこうやって動けって考えるとマウスがそのとおり動くそうで。
次はCBSドキュメントで放送されたもの。
こちらの人は、電極は刺していなくて脳細胞が発する微量な電気を感知できる帽子をかぶって文章を作ったりしている。
文章の記事はこちら。
進化する「脳?コンピューター直結インターフェース」
http://wired.jp/2005/01/18/%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%84%B3%E2%88%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%9B%B4%E7%B5%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7/
なんかすごすぎる。。。
これを応用すればつまり、全身麻痺状態の人でも、頭さえはっきりしていれば、電気をつけたり、車椅子を動かしたり、ドアをあけたり、と活動範囲を大幅に広げることができる。小説だって書けるし、絵も描ける。料理だってできるかもしれない。
それから、失明した人でも、カメラと脳をつなげれば、また景色を見れるようになるのだ。
実際にこのカメラをつけている人がテレビに出ていた。見た目がもうSFチックである。
人工眼:イエンス・ナウマン
http://sci.gr.jp/project/nhksp/text_3.php
この人口の目は、はっきり見えるわけではなくて、光が見える程度だそうだが、これの研究が進めば制度もあがるんじゃないだろうか。すごい技術だ。
けど、線のつなぎ方を間違えた時に発作を起こして倒れた、とか書いてある。。
脳に直接なんか刺すって、恐ろしい技術であるけど実に画期的だ。
私はかねてから、自分の想像した映像がそのまま作品として簡単につくれればいいのに、って思っていたので、この技術にすごい可能性を感じてしまった。
こういうのがどんどん進化したら、直感的にすごい映像がつくれちゃう時代が来るかもしれない。
と、ここまでは、あくまでも人の道具としての話。
ここから ブレイン・マシン・インタフェース の真の姿を紹介しよう。
こうして、読んでくると、脳とマシンを直結するのは便利なように思える。
近い将来、これらが普通のことになるかもしれないという可能性も感じる。
だけど、少し視点を変えてみよう。
脳とコンピュータをつないで、コンピュータを操作できるってことは、もしかして、逆もできるんじゃないか???
いや、まさにその通り。
テレビではネズミを使って実際に事件されていた。
何をって???
リモコンで動く生きたネズミだよ〜!!!!
ひーー。
これは実に恐ろしい実験だった。
ネズミの脳に電極が刺さっていて、リモコンで右へ、左へとやると、彼はそのとおり動く。
指令の通り動けば快楽中枢を刺激してネズミはとっても気持ちよくなる。だからネズミはどんどん電気の命令に従うようになる。
記事はこちら。
このリモコンネズミにカメラをつければ被災地とか活躍するとか期待されているらしい。
でもこれが人間で行われるとか思うとだいぶ怖い。
こんなものの研究を進めていくと、脳をいじくって、パソコンをリカバリしたりカスタマイズしたりするみたいに、全く違う人格・能力の人間を作りだすこともできちゃうかもしれない。
ああ、こわい。
脳みそをいじって人類が幸せになるのかどうかまったくもって分からない。
多くの人を救ったり、飛躍的な進歩を期待できるような明るい未来も想像できるけど、危険な方向にも無限に道がある感じ。
ようは、人類の倫理にかかっているわけだ。
気になる方はこちらも一気にどうぞ。
http://www.youtube.com/view_play_list?p=533D3EAFCCACD2EA