夢日記

どこかの山奥。
昔、歌番組Hey Hey Heyでコンクリートのフェラーリのロケがされたという廃墟に行く。そこに入ると、叫び声みたいな恐ろしい歌のBGMが流れ始め、半分白骨化したゾンビが悲鳴をあげているシーンが脳内に再生され、私はそれを悪趣味だな…と思いつつロックだな…と思っている。

ここで一度起きる

誰かの家みたいなイベント会場にいる。
ガラス張りのちゃぶ台の下の棚にいくつか文庫本を置いてたら、一冊無くなってしまった。
物を盗むような人のいない場所なので、誰かが間違えて持って行ったのかな？
と思って探していると、女の人が来て、その人も本が一冊なくなったと言って探し始めた。
私も本を無くしたんです、と言いつつ、二人で本を探し始めた。
ちゃぶ台の周りには本がたくさんあるが、私たちの本は見当たらなかった。
そこでふと、この場所のオーナーのおじさんを見ると、本を読んでいた。
もしや、と思っておじさんが何を読んでいるのか確認すると、女性が探してた本だった。
女性は本が見つかってホッとした様子だった。
私がオーナーの手元にあるちょうど文庫本が入りそうなケースを見てると、「あら？これあなたのだった？」とオーナーはケースから文庫本を取り出した。
それは私の本だった。
「ごめんなさい、面白そうだったから持って来ちゃった」
とオーナーが言うので、私は在りかが分かればいいんで、大丈夫。持っててください。と彼に伝えた。

ここで私は本の世界に入った。
本は梅原猛著の別の天皇の陵とされている場所が実は弘文天皇陵ではないかとの説を歌った本である。
美しく整備された黄緑色の芝生に、いくつかの古い石碑や灯籠が並んでいる。
真ん中の石像は国宝に指定されている。
弘文天皇は歴史上抹殺されてしまった天皇。彼の即位が証明されればこれはすごいことなのだ。
ワクワクしながら次へ進もうというところで目を覚ましてしまった。

※現実世界では、梅原氏の著作には該当するものはなく、弘文天皇（大友皇子）即位説は江戸時代からあるもので、「弘文天皇」という諡号は明治時代に贈られた。滋賀県にある長等山前陵が弘文天皇陵とされている。