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粘菌コンピュータ

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また変なものを見つけてしまった…

粘菌コンピュータ

つまり、生きているコンピュータだそうだけど。
どういうこと???!!!!

そもそも粘菌がなんだかわからない。
粘菌というと、漫画版ナウシカの最後の方に出てくるやつ?

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これ、ほんとにいるんだね。本物はこんなにでかくないんだけど。

粘菌は、調べれば調べるほど変な生き物だ。成長中はアメーバー状で、じわじわ動き微生物を捕食する。生物学的な分類もアメーバー系になっている。じゃあ、こいつは動物なの? と思ったら増えるときは、胞子を飛ばすらしい。あんた動物なの? 植物なのどっち??

どっちでもないらしい。
動物か、植物か、で分けるのはもう古いんだって!!

この粘菌が、コンピュータになるってどういうことだろうか。
粘菌の能力について調べていて、面白いのをみつけた。

粘菌の“計算”や“記憶”
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/034/resarch_11.html#3

↑こちらは迷路の入口と出口に餌を置いて、そこに粘菌を広げると最短ルートを割り出すという実験。

発見したのは日本人。

粘菌は生き物なので、時々まちがえたりもするらしい。そこがマシンと違ってカワイイ感じ。粘菌のこの特性を応用すると、都市と都市を結ぶ道路網や、上下水道のルートなどの構造を考えるのに役立つようになったりするらしい。しかも、粘菌は予備ルートも用意しちゃう。1箇所がダメになっても孤立するところが出ないように。

かしこすぎる。

最短でもあり、安全でもあり、柔軟性もある。これは、道路にとって重要なことではないだろうか。こういうのは計算で簡単にできそうだけど、既存のコンピュータでやるのは、実は難しいことらしい。

こちらのサイトに、粘菌が考えた北海道の道路網の写真がある。
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/404/

主要都市の位置に餌を置いて観察。

ホント、これ超すごい。道路というか、血管みたい。。。
そんで極みつきがこれ。

粘菌が操作するロボット
http://japanese.engadget.com/2006/02/16/Physarum-controlled-robot/

粘菌の中には光を嫌うやつがいる。光を当てると、そこから逃げていく。この習性を利用して、ロボットを動かそうという試み。

え・・・どうやんの???

ここにもうちょっと解りやすく書いてあった。
http://wiredvision.jp/archives/200602/2006022301.html

ロボットに光が当たると、粘菌のいるコントロールルームにも同じように光が当たり、それから逃れようとする粘菌の動きを感知して、ロボットが動く。

わーー 超 見たいんですけど。

動画がどうしても見つからない。。。そんで、さっきの迷路のとある道に光をあてたとして。それが渋滞とかの迂回ルートとかにならんだろうか。目的地までの最短ルートを粘菌が考えてくれちゃったりして??? これが、次世代のカーナビとかになったりとかして。粘菌に誘導されて行く、北海道旅行とか…。 カーナビ開けると粘菌が入ってるとか。

生き物なので、マシンみたいにかっちり計算はやらない。
だから、同じことを入力しても、そのときの粘菌の気分とかちょっとした状況の違いで、出力が異なる。

これが粘菌コンピュータ。

柔軟だ。

うまく使えば、意思と個性を持った、空気の読めるコンピュータとなるかもしれない。

2009.06.3
※記事の内容は私が独自に調べてまとめた内容なので間違いもあるかもです。そしたらごめん。
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