世界最大の両生類は…
日本にいた。
大山椒魚
今までに知られている日本最大のオオサンショウウオは、広島県で捕獲されたやつで長さ151cm、体重 27.6kg。
私の身長が148cm なので、私よりデカイ!!! (でも私より軽い。。。)
こいつがよ~ どう猛なわけでさ。
ガバァァ~ と口を開いて攻撃するシーンをテレビで見てしまった・・・!!!!
人の指くらいは噛み千切るらしい。オソロシヤ・・・。
大山椒魚は、別名 「ハンザキ」 というが、名前の由来が2説あってどっちも怖い。
からだが半分に裂けているような大きな口の動物だから
そんなわけで、ちょっと両生類に興味をもっていろいろ見ていたら面白いことを知った。
それは、進化論に関すること。生き物はどうやって陸に上がったのか。
なんか、私の知ってる常識はもう古いらしい!!!
私の乏しい知識からすると、海にいた魚のような生き物が陸を這うようになって、ヒレが足に進化したって話だ。
例えば、ムツゴロウみたいに、泥沼の中を這っているうちに足ができたって感じだ。
これはダーウィンの進化論に基づく考え方で、生き物は環境に順応しながら徐々に姿を変化させていったという説。学校でそう習ったよ。
だから、この説のとおりだとしたら、色々な生き物に進化する過程の途中のやつらがいるはずだ。
学者たちは、進化論を裏付けるために、こうした中間型生き物の化石を血眼で捜している。
途中のやつだから数が少ないのでこれがなかなか見つからない。見つかれば大騒ぎだ。
中間の生き物で有名なやつは始祖鳥。恐竜から鳥になる途中のやつだ。
(今の鳥の直接の祖先はないらしいが)
鳥はまあ、置いておいて。
問題は魚。魚から四肢動物への進化。ここ とっても重要。だって人間にたどりつくスタート地点だもの。
恐竜も、人も、犬も、鳥も、鯨も、形は違うように見えるけど骨の構造が同じ四肢動物、しかもみんな指は5本。
だから、同じ祖先を共有しているはず。
多くの学者たちは魚の中に陸に上がったやつがいて、そいつが現在の全ての四肢動物の祖先だと言いたいわけだ。
だけど証拠の化石がなかなか出ない!!!!
中間のやつがいないのだ。まるで創造論を後押しするように、地層からは魚から随分進化しちゃったやつらが現れる。
学者たちは探して探して探しまくった。
そして、1987年。
ついに保存状態の良好なアカントステガという生き物の化石が発見される。
アカントステガが暮らしていたのは、4億1600万年前〜3億6700万年前、デボン紀の生き物だ。
植物たちが先陣を切って陸に上がり森を作り始めたころである。
アカントステガの化石には足があって指らしい骨も確認できた。
この子は、今まで見つかったどんな化石よりも魚に近い種族である。
おおお!!! ついに地球最古の足発見か!!??
学者たちは色めき立った。
指の骨はどうなっている!!!???
指は何本ある???
足の指の骨を調べていくと、1本2本とあって… 6本目の指が出現。
なぬ〜!!!
そして、7… 8…、最終的には、アカントステガは、8本指の生き物だったことがわかった。
さらに驚くべきことに、アカントステガの足の構造では陸上を歩くことができないこともわかり。。
アカントステガは足を持った水中で生きる生物だったのだ!!!
つまり、つまりだよ。
これが何を表わしているかというと、今まで、陸に這い上がった生物のヒレが足になったと考えられていたのに、水の中にいるうちから足ができていて、それから陸に上がったという逆の証拠が出てきてしまったのだよ!!!
生き物は陸に上がるために足を持ったのではない!!!??
何のためによ! 何で足が必要だったの????
あら〜 これでまた進化の秘密を探る旅は振り出しに戻る。
学術って大変だね。。。
こんな感じで、最近、進化論も古くなってきたらしい。
ウイルス進化説とか、地球外知的生命体介入説とかいろいろあるね。
ホントのところはまだ誰も知らんというわけだわ。
ちなみに、生き物が水中で足が必要だった理由は、水草をかき分けたり水底を這い進んだりするためという説が有力だそうだ。
でも それで何で足になったんだろう。。。
何で8本も指が、そして何で今は5本なの???
おまけに古代のお魚を紹介。
これはシーラカンス。
アカントステガと同じく、デヴォン紀に出現したお魚。
白亜紀以降の化石がなく、絶滅したと考えられていた。でもいきなり1938年漁師の網にかかる。
その現在の姿が化石とほとんど変わっていない!!!!!! たくさん食べるとゲリになるらしい。
こちらはダンクルオステウスの頭
同じく、デヴォン紀に出現した魚。9mとかあったそうで。
こえー。