1996.04.9瓦礫になった家
弟の友達から電話がある。
家に来たいと彼は言っているが、家の場所がどこだか分からないらしい。
そこで、私がむかえに行くことになった。
どこかの駅で弟の友達と合流する。
私は彼のPHSを使って家に電話し、何番線に乗ればいいかとか話している。
家の最寄り駅に到着してバスに乗る。
駅前に新しい店がたくさんできているのを発見する。
このあたりから弟の友達の存在が消えて、私一人になっている。
一度バスの中でPHSが鳴るが、ガーガー、ピーピーいっていて何も聞こえないので切る。
バスから降りて、今すぐ着くからと家に電話する。
家の近くの道路で親子らしき3人がバスケットをしている。
父親と娘と息子だ。
女の子が私を邪魔してなかなか通してくれない。
向こうから素っ裸の男が笑顔でブランブランと走って来る。
ふと横を見ると、家が倒れていて、瓦礫の山になっている。
家に着くと、家も倒れて瓦礫の山だ。
私は母にどうしたのか訪ねる。
母は「スケートボード禁止地区に指定されたのよ。
お父さんが帰って来ないとまだ何もできない。」と言う。
瓦礫の山を見渡して、私は家ってこんなに狭かったけ? と思う。
上の方を見ると、三階建てのビルの上に素っ裸のマッチョ男が数人ポーズをとっている。
母がお金のことでブツブツ文句を言い出す。
私は「裁判しようよ、勝てるよ!」と母に言う。
ここがアメリカならこれが非道な事だと分かってもらえるのに、と思う。
私は近所の中学校へ襲撃に行く。
何故だか悪いのは中学校だと思っている。
中学生のガキどもが水鉄砲で攻撃してくる。
職員室が閉まっているのでガラスを割ってやろうかと思うが、思い止まる。
(現実世界で)実際に電話が鳴る。
起きて電話に出る。
夢に出てきたのとは別の弟の友達からだ。
また寝る。
どこかの食堂(スキー場らしい)にいる。
家を失った私たちはこの食堂でご飯を食べなくてはならない。
ご飯を買うために並んでいると、私の後ろに並んでいた母が先に先に買おうとする。
私はムカついて「順番でしょう」と怒る。
レジの親父はカリカリしていて不機嫌そうだ。
和食と洋食のどっちがいいのか、ぶっきらぼうに聞いてくる。
私は和食を選ぶ。
財布を出すと、五千円札しかない。
母が後ろで千円あるよと言うが無視する。
五千円札を渡すと、レジ親父が「そりゃあ、いい」と言う。
お釣りを待つ。
親父はもう次の人の相手をしていてお釣りをくれない。
私がいくら「お釣り下さい。」と言っても無視される。
ムカついてくる。
誰かがこの親父を怒らせると金を取られると教えてくれる。
ますます腹が立ってくる。
私が何をしたというのだ。
私はテレビのレポーターになってコメントを言う。
家を失った人のレポートなのかレジ親父のレポートなのか分からないが、「喋れない子供もいるのに…」とか何とか言っている。
心の中では、この定食が五千円だとバカヤロー! と思っている。
起きる。もう寝るかっ!