2022.05.17祭りの後
何かの打ち上げをしているようで、居酒屋の個室のようなところに十人くらいで飲み食いしていた。
みんなだいぶ酔っ払っており、掘りごたつ式の席だったが誰も座っていなくて、立ったまま酒を呑んでいる。
そんな光景を見て、こんなに気兼ねなく呑めるのはいつぶりだろうか…と私は思っている。
その中のドラキュラのような風貌の男が強めの酒をあおったかと思うと、ゲローっとコップにゲロを吐いた。
(ここで記憶が途切れる)
場面変わって、さっきの宴会の後だか別のパーティーの後だかわからないのだが、何らかのどんちゃん騒ぎが終わった後の会場らしきところにいる。
そこは、一昔前のクラブのような空間で、煌々と電気がつき、床にはゴミが散乱していた。
私は誰が食べ残したのかわからないポテトフライの残骸を拾い集めて、それを食べていた。
パーティーは終わったようだが、やたらと人がいて、まだワイワイやっていた。
その中の一人の女の子が風呂に入るのだが、彼女は特殊能力を持っているために、リラックスすると炎を手から発射してしまう性質がある。
それで風呂場には彼女の他にお付きの者たちも数名待機していた。
よく見たらその女の子の顔は大型のネコ科のものになっていて、どうやら人間ではないらしいことがわかる。
「曲をかけて」
女の子が偉そうに言うと、女性ボーカルのポップスのような曲がかかる。
それで女の子はご満悦になり、手から炎をまき散らしながら湯船につかる。
彼女から放出された炎は、清水の次郎長みたいな風貌の…と言ってもどこかアンパンマンのキャラクターのような形状の者がマントで受けて打ち消していく。
「ここは我にお任せを!!!」
そう言いながら清水の次郎長は炎を素早く受け止めていく。
そうこうしているうちに、ネコ科の女の子が興奮し始めて湯船から立ち上がってしまった。
すると、彼女の正面に立っていた雪女のような者が彼女の頭部めがけて何やら魔法のようなものを浴びせた。
ネコ科女の髪の毛がみるみる氷ついて、彼女は冷静さを取り戻し、再び湯船にゆっくりとつかりはじめた。
私は「やれやれ、とんでもない集団だな…」と思いながら風呂場を出た。
その後も様々な奴らがごちゃごちゃといろいろな事件を起こし、その度に私は我が子がどこに行ったか心配する…というのを繰り返してたような気がするが細部は忘れてしまった。
一度、風呂場から「音楽かけて」と女の声がして、近くにいた別の女性が「あたし、この曲嫌いなのよね」とか言いつつラジカセで例のポップスをかけているのを目撃したような気がする。
(ここで記憶が破損。場面飛ぶ)
駅の長い登りエスカレーターに乗っている。
両脇に上り下りのエスカレーターがあり中央に幅の広い階段がある巨大な空間である。
向こう側の下りエスカレーターに妖精のような恰好をした小太りのおばさんが乗っているのが見える。
私はそれが昔のアイドルであることに気が付く。
ずいぶん太ったな…と私は思う。
すると階段を降りてきた別のおばさんが、「〇〇ちゃ~ん!!!」と手を振りながら、妖精の恰好をしたおばさんに向かって走って行くのが見えた。
ファンらしい。
ずいぶん危なっかしい足取りだなと思って見ていると、おばさんはつまづいてしまって、おっとっとっと…と片足だけで階段を降りて行ってしまった。
「〇〇ちゃ~ん!!! 私の方がやばいのよ~!!」
おばさんは体勢を崩しながらも妖精さんに向かって叫び続けていた。
ああ、コケる…と思った瞬間におばさんは転んでしまい、階段の段に足をしこたま打ち付けてしまった。
すかさず一緒にいた友達のおばさんたちが駆け寄って転んだおばさんを抱き上げて立たせていた。
当のおばさんは転んでもなお、「〇〇ちゃ~ん!!!」と叫び続けていた。
それを見て、私が大丈夫そうだな…と思ったところで現実世界の娘に「かーちゃん、朝だよ、起きて」と揺さぶられて目を覚ましてしまった。
そうして娘にひっきりなしに話しかけられてこの夢の記憶の大部分を破壊されてしまった。
おしい。