IndexText

夢日記

> 南極の家族

2013.11.24南極の家族

南極の近くに暮らす家族がいるとのことで取材に行くことになった。
インド洋のずっと南、南極大陸のすぐ近くに小さな島があって家族はそこに住んでいるとのことだった。

地球の姿が見れるiPhoneのアプリみたいのでその場所を見ると、確かに島はあった。
そして私の視線はずいーーっとその島に入って行った。

島には崖があって、そこから凍った滝が巨大なつららのようにたれさがっていた。
その滝の上に家があるため、人力では近づけない。私たちは、ヘリでそこへ向かった。

ヘリで向かうと、そこは凍った世界ではなくて、芝生の美しい丘だった。
向こうにまるでヒマラヤのような美しい山々が見えた。

丘に降りたり立つと、目の前に池があった。
まるでディズニーランドの池みたいなウソっぽい池だった。

いつのまにかあたりが舞台のセットみたいになっていて、屋内にいるような雰囲気になっていた。

なぜか私たちは迷うことなく、池に入った。

池の向こうは、青空と平原の絵が描かれた壁になっていて、舞台のそでのように向こう側に行けようだった。
私たちが池に入ると、その舞台の向こう側から、私たちがこれから取材する家族が出てきた。

家族は父親、母親、姉妹、小さい弟、といったメンバーだったと思う。
みんな開拓時代のアメリカ人みたいな服を着ていた。

家族たちも池に入ってきた。

続いて別方向の物陰から薄汚れた少年たちがゾロゾロ現れた。
イギリスの産業革命の時代の孤児のような格好だった。
少年たちは泥だらけの顔で、目だげがギラギラ光っていた。

私は瞬時にこの者たちは人間ではない!と気がついてぞっとした。

Text TOP

 ≫

 ≫ 散文

 ≫ 戯曲

 ≫ 夢日記

▲TOP